2022-09-10

感動を共有するために、伝える努力は惜しまない。自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店『豆ポレポレ』

沖縄市場第一弾の出店者は、とにかく個性的で面白い!そんな彼らに沖縄市場の感想や収穫、これからの展望、そして開催テーマ「僕らが知ってほしい沖縄」についてインタビュー。

今回は、自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店「豆ポレポレ」のオーナーで焙煎士である、仲村良行さんにお話を伺った。

仲村良行
沖縄県沖縄市出身。2010年にオープンした、自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店「豆ポレポレ」のオーナーで焙煎士。コーヒーの焙煎技術を競う世界大会「ワールド コーヒー ロースティング チャンピオンシップ2018」で準優勝進出。

 周りから「博士」と呼ばれる店主の仲村さんの研究熱心さには頭が上がらない。今回の沖縄市場で持ってきたのは、沖縄で栽培したADA FARMさんの豆を使った珈琲と、カスカラと呼ばれるコーヒーチェリーの果皮を使ったお茶、コーヒーの花の蜂蜜。この奇跡とも呼べる豪華セットを作るまでにも、何度も実験を繰り返した。

「見えないところで実はこだわっているんです(笑)。試作でうまくいかなくてもやり続けますし、うまくいったらなぜ成功したかを考えます。そうやって深掘りしていくことが面白いんです」。


取材で伺った日に「どうぞ」と差し出してくれたのは、試作中のコーヒー。口に含んだ瞬間に広がるワインの香りに驚いた。コーヒーを飲んでいるはずだったのに……?!不思議な感覚に陥ってしまう。


「ワイン屋さんからもらったワインの空き瓶に生豆を入れて、その豆を乾燥させてから焙煎しました。あ、アルコールは入っていないので安心してください(笑)」。

仲村さんからコーヒーの話を聞いていると、何故その発想に?!とおったまげることの連続。枠にとらわれず、今あるものを工夫する。その遊び心と好奇心、挑戦心が原動力となっている。

そんなストイックさ溢れる仲村さんは、「別に大変じゃないですよ」と笑ってこう話す。


「楽しいからやっているだけであって、だから続けられるし、辛いと思うことがあっても挑戦するんです」。


沖縄市場当日も、名古屋のコーヒーフリークたちが豆ポレポレのコーヒーを求めて集まった。もちろん客はコーヒーマニアだけじゃない。一般の方にもその奥深い魅力を伝えるための努力は欠かせない。

「僕たちが感動したものをお客様にも感動したり、共感してもらえるように、独りよがりにならないように心がけています。僕たちは作ることにどうしても手一杯だから、伝える努力をしないと。せっかくいいものを作っても、もったいないですから」。

みんながみんな、同じ感覚を持っていない。だからこそ感動を共有できた時はうれしい。素人とか玄人とか関係なく、コーヒーってこんなに面白いんだってことは、誰だって味わえるのだ。

仲村さんにとって、「僕らが知ってほしい沖縄」とは?

「コーヒーやソーセージ、チョコレートと、沖縄市場では観光的な沖縄名物とは違う沖縄の姿を披露しました。それは新しい風が吹いて、そこで新しい文化が育ってきている証なんです。まだまだ道半ばではありますが、それぞれとんがったメンバーなので(笑)、見守ってください。あと沖縄市場の写真を見て、こんな顔してみんな働いているんだよって伝えたいです」。

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